将棋の賞金はなぜ高い?藤井聡太さんも超えた年間賞金額1億円が可能な理由

将棋大会の賞金 スポーツ

2023年2月3日、日本将棋連盟が2022年の棋士の獲得賞金・対局料ベスト10を発表しました。その中でも今回は藤井聡太さんが1億2205万円となり、初の年間1位を獲得しました。

すごい!ついに賞金ランキングで1位になる時がきたんですね。デビュー当時から負け知らずの29連勝を叩き出しながらも、謙虚な姿勢で対局に臨む姿はファンも多いはず。

そんな藤井聡太さんが大活躍中の将棋界ですが、ふと疑問に思ったことがあります。それは賞金って一体誰が用意してるの?と言う純粋な疑問です。

よく耳にする「竜王戦」だけでも優勝賞金は4400万円もあるようですが。それだけでも住宅ローンが払えそう(笑) 話が少しそれてしまいましたが、賞金と言えばスポンサーなどの企業支援がパッと思いつく所ですが、本当にそれだけなんでしょうか。調べてみました。

 

 

藤井聡太は年間賞金額1億円超!

藤井聡太出典元:https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/20230130-OYT1T50152/

現在、大活躍中の藤井聡太さん。1億円と言う金額は将棋界の中でも高い分類になると思われます。では、その内訳はどうなっているのでしょうか。

調べてみましたが、公式的に賞金を公表している大会は少なく、正確に内訳を算出することができませんでした。ですが、過去に公表されていたデータやニュースなどの情報から推測してみました。

2022年度 藤井聡太 優勝賞金 内訳予想

▼防衛
叡王戦:約2000万円
棋聖戦:約500万円
王位戦:約1000万円
王戦:約4000万円

▼優勝
JT杯:500万円
銀河戦:約500万円

2022年度の主な成績を見てみると叡王戦・棋聖戦・王位戦・竜王戦の防衛、JT杯・銀河戦の優勝などが挙げられます。筆者は将棋のことに関しては詳しくないですが、改めて藤井聡太さんの凄さに驚かされます。

上でまとめた予想の内訳は合計しても1億2205万円にならない為、各優勝賞金はもっと多かったのだと予想されます。ですが、各大会間の比率では大きく外れた物ではないかと思います。

やはり一番大きいのは竜王戦でしょうか。一つの大会だけで全体の4割も占めています。竜王戦は将棋大会の中でも序列(格付け)が一番上であり、江戸時代からの伝統と格式のあるタイトルのようです。

 

 

日本における将棋大会

日本における将棋大会出典元:https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/20211009-OYT1T50213/

では、日本における将棋大会とはどんなものがあるのでしょうか。数多くある大会の中でも有名な8大タイトルと呼ばれる大会をピックアップしてみましょう。

8大タイトル 予想優勝賞金

竜王戦:約4000万円
名人戦:約2000万円
王位戦:約1000万円
王座戦:約1000万円
棋王戦:約1000万円
叡王戦:約2000万円
王将戦:約800万円
棋聖戦:約500万円

 

8大タイトルには序列があり、上の枠では序列の高い順に並べています。

前述したように竜王戦は序列が一番上なだけに賞金も相当な額となっています。反対に一番下の序列である棋聖戦は竜王戦のおよそ8分の1まで下がってしまいます。それでもサラリーマンの平均年収並みにあるのですが…

とは思うものの棋聖戦に挑戦するだけでも相当な腕前とそれまでの大会記録がないと参加できません。常に相手の手を読み、戦略を立てる。やろうと思ってもなかなかやれることではありませんね。

筆者は小学生の頃、近くの児童館や学校などでよく大人相手に将棋をしていた事があります。大人相手と言っても地元のおじいちゃんとかですが…

あの時はその時々の状況だけで次に動かす駒を決めたり、角がかっこいいからと言う理由だけで先陣突破させたりと好き勝手にやっていたことを思い出します(笑)

同じ小学生時代でも藤井聡太さんや羽生善治さんのようなプロ棋士さんたちは全然違った指し方をしていたんでしょうか。プロ棋士さんたちの子供の頃も気になりますね。

 

 

賞金発生の仕組み

将棋大会の賞金発生の仕組み

 

いよいよ本題です。竜王戦だけでも4000万円と言う大金ですが一体その資金はどこから集めているのでしょうか。

調べてみたところほとんどの大会でやはりスポンサーが払っていることが分かりました。以下に8大タイトルのスポンサーを調査してみました。

竜王戦:読売新聞社
名人戦:毎日新聞社、朝日新聞社
王位戦:新聞三社連合(北海道新聞社、中日新聞社、西日本新聞社)
王座戦:日本経済新聞社
棋王戦:共同通信社
叡王戦:不二家
王将戦:スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社
棋聖戦:産経新聞社

 

スポンサーを調べてみるとほとんどが新聞社による大会と言うことが分かりました。なるほど、これだけ大きい企業が付いているからこその賞金額だったのですね。

しかし、更に気になるのは本当にこれほどの賞金を出して各スポンサーにはメリットがあるのでしょうか。

竜王戦の4000万円なんて額ともなると流石に大手企業と言えども易々と出せる額ではないと思います。しかし、これに関しては調べてみても中々理由を見つけることができませんでした。

筆者の予想ですが、企業にとって有名な将棋の大会のスポンサーをすると言うことは一種のステータスになるのではないかと予想します。お金だけではないと考えると、やはりそれ以外の理由=将棋と言う歴史なのではないかと。将棋は日本古来のものですし歴史も相当古いものです。日本は特に古い文化や風習などを大切にしてきました。その価値観こそが最大の狙いだと思われます。

 

 

まとめ

・将棋大会の優勝賞金はスポンサーによるものだった
・賞金が高額なのは大手企業(主に各新聞社)がスポンサーをしているから
・高額な設定にしている明確な理由は不明(各スポンサーのステータスの為?)

調べてみると将棋の大会はどれも高額な優勝賞金が設定されていました。

近年はスマホやTVゲームなどの普及により将棋の競技人口も減っているようです。このまま減り続けていくと、もしかしたら優勝賞金の額も変わっていくことにもなるのかもしれません。

そうならない為にも藤井聡太さんのような若くて実力のある人がどんどん活躍し、将棋の魅力に気付いてくれる人が増えるといいですね。

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